ばあちゃんと私の不思議な話(2)
緊急手術。
医師から告げられたのは
くも膜下出血だそうです。
正式名称は分かりませんが
対応が早かった為奇跡的に命が救えたと言われ
あとは本人様の生命力次第です。と。
ばあちゃんは命は助かったものの
数日間目を覚ますことはありませんでした。
ですがある日意識が回復したと連絡があり
ばあちゃんはみるみる回復して
なんと後遺症もなく日常生活へ戻ってきたのです!
嬉しくて嬉しくて今まで以上にばあちゃんが恋しくてお手伝いをしたりしながら過ごしました。
月日は流れ私も高校生になったとき
ばあちゃんに当時のことをききました。
すると
ばあちゃんはねあの時三途の川をみたよ
川があってね…橋があってね…
橋の向こう側にばあちゃんのお母さんがいたんだよ。
ばあちゃんはお母さんを早くに亡くしてたからお母さんが橋の向こうにいるのが嬉しくてね行こうとしたんだ。
でもお母さんの顔が鬼のように怖くて…。
そうしたら後ろからハレル子の呼ぶ声がしたのさ。
そうしたら目が覚めたんだよ。
ありがとう。ハレル子。
ばあちゃんハレル子が成人するまでは死ねないよ。
と言われました。
別の日県外の有名な霊能者さん(予約半年待ち)と予約もしていないのに友達が急遽行けないからと私にその枠を譲ってくれました。
あまりそういうのに興味もなく何を聞いたらいいかも分からないけどこんな機会あまりないし
行ってみることにしました。
当日。
何も私の情報は言ってないのですが
その霊能者さんは私をじっと見て
ばあちゃんのお母さんだね
あなたの守護霊。
ずっと守ってくれるから大丈夫だよ。
と言われました。
私は祖母の母に会ったこともないのですが
そういうことか。と幼少期のことがやっと繋がった気がして見えないなにかの力ってあるんだなと思いました。
あの時私が車の中で納得してそのまま家に帰っていたら…
大泣きしていなかったら…
と思うとゾッとします。
色々他にもこの先のことや
将来のことききましたが大人になった今その方が言っていたことがほぼほぼ当たっていてまたあいたいなと思います。
祖母は私が成人してから寿命でこの世を去りましたが
その時も不思議なことに最期に立ち会うことができて
しっかりと別れの言葉を言うことができました。
産みの親より育ての親
という言葉があるように
育ての親である祖母に凄く感謝しています。
人間らしい愛深い強い女性に私もなりたいなと思います。
今も私の傍で見守ってくれていることと思います。
この世には見えない不思議なことって
沢山ありますよね。
私が体験した祖母との不思議な話おしまい。