ばあちゃんと私の不思議な話(1)

もう今は亡き祖母ですが

ばあちゃんと私のお話しです。

 

私は両親が共働きだったので

保育園が終わると祖父母が迎えに来てくれて

夜まで祖父母のお家でお世話になっていました。

とても優しくて大好きでした。

 

私が保育園年長さんの頃

いつものように夜両親が迎えに来て

自分の家へ帰っている途中忘れ物した事に気づきました。

(たしかキャラもののカットバン)

 

また明日も行くからいいよ

と両親に言われるものの

車の中をボコボコ蹴っては暴れ、

大泣きして引き返すと引かない私。

普段は聞き分けのいい方だったそうなのですが

この日に限っては何を言ってもダメだったようです。

両親も仕事の疲れと私の大泣き具合に呆れ

凄く怒られたのを覚えています(笑)

 

それでもギャーギャー泣き叫んで

とうとう引きかえすことに。

 

すると、、、

 

じいちゃんがばあちゃんの背中をさすって慌てていました。

ばあちゃんは起き上がることは困難で

とても苦しそうでした。

 

ばあちゃんが…

ばあちゃんが…

と慌てるじいちゃん。

 

私は状況が分からずその光景をポカンと見ていました。

 

母は看護師だったのですぐさま緊急を要することに気づき救急車を呼び病院へ。

 

私はまだ子どもだったので

何が何だか意味がわかりませんでした。

 

ただ大人の顔つきは笑顔ひとつなく

みんな硬直していました。

 

緊急手術。